【Z・CD特別情報42】

 

古典派トランペット協奏曲集

 

 

 

 

タルコヴィ(Tp)
シュテフェンス&バンベルク交響楽団
 

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《トランペット協奏曲について》

協奏曲が非常に栄えたバロック時代にはきらびやかな音色が好まれ、
現在定番とされているレパートリーの多くはこの時代のものである。
しかしそれ以降の古典派や前期ロマン派の時代では、作曲家達がより深みのある作品を作ろうとする傾向へと時代が流れていく中で、当時のナチュラルトランペットには自然倍音しか出せないという決定的な弱点があったため、トランペットは作曲家達の要求に応えることが出来ず、トランペット協奏曲はあまり作曲されなくなった。

ちなみに、その弱点を補う装置をつけた楽器のための協奏曲をハイドンが作曲しているが、この曲は現時点では、一般に最も有名なトランペット協奏曲である。

19世紀に発明されたバルブトランペットが普及してくると、状況は一変した。

トランペットは作曲家の要求に応えうる高度な演奏能力を備えた楽器となったため、トランペット協奏曲も再び脚光を浴びるようになった。

しかしながら、現代のトランペットは、音色、音域、奏法などの観点で金管楽器の中で最も独奏に適した楽器のひとつにはなったが、未だ定番といえるレパートリーはそれほど多くはない。

 

 

《ハイドン、レオポルト・モーツァルト、ネルーダ、フンメルのトランペット協奏曲》

ハイドン、レオポルト・モーツァルトが古典派の主力の作曲家であることは知っていても、ネルーダ、フンメルは、あまりなじみは無い。
このCDは、これらの作曲家のトランペット協奏曲の作品を集めた「トランペット協奏曲集」である。

《演奏者》
タルコヴィはベルリン・フィルの首席トランペット奏者
タルコヴィは1969年、ハンガリー生まれ。2005年以来ベルリン・フィルのソロ・トランペット奏者を務めている。

《収録情報》
1.ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調Hob.VIIe-1
トランペット協奏曲(伊: Concerto per il Clarino)変ホ長調Hob.VIIe:1は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1796年に作曲した作品である。
ハイドンが一連の交響曲、弦楽四重奏曲などの大作をほとんど書き終え、オラトリオやミサなどに取り組んでいた晩年の作品の一つであり、最後に作曲された協奏曲でもある。

2レオポルト・モーツァルト:トランペット協奏曲ニ長調
作曲家としてのレオポルト・モーツァルトの実力は、同時代の著名な作曲家と比較して、明らかに劣っている。
またそれを一番よく理解をしていたのは、他ならぬレオポルト本人自身であった。
我が子であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの並外れた才能が明らかになった1762年のウィーン旅行以降、レオポルトが積極的に作曲することはあまりなくなった。

3.ネルーダ:トランペット協奏曲変ホ長調
ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ ( チェコ語 : Křtitelイジー・ネルーダ 、C 1708 - C 1780)は 、チェコの作曲家。
他の作曲家に比べてクラシック音楽の時代、ネルーダの名前は少し知られており、 活躍場所はプラハ 。
4.フンメル:トランペット協奏曲ホ長調

トランペット協奏曲(伊語:Concerto a Trombe Principaleホ長調》は、ヨハン・ネポムク・フンメルの作品。

ヨーゼフ・ハイドンの《トランペット協奏曲》と同じく、ウィーンのトランペットのヴィルトゥオーソで有鍵トランペットの発明者、アントン・ヴァイディンガーのために作曲された。

1803年に作曲・初演され、翌1804年にハイドンの後任楽長としてのエステルハージ宮廷楽団への就任を彩ることになった。

主に第2楽章において、演奏上の理由から、ヴァイディンガーが手を入れた箇所がいくつかあるが、果たしてフンメルの同意を得てなされた改訂なのかどうかは不明である。
自筆譜には追加・訂正を記した紙が張り付けられており、ファクシミリ版でも再現されている。

現在では、変ロ調トランペットで演奏しやすいように半音下げて変ホ長調で演奏される機会が多い。

以下の3つの楽章から成る。

  1. Allegro con sprito:ホ長調
  2. Andante:イ短調。切れ目なく第3楽章へ続く。

Rondo:ホ長調

 

《録音と演奏について》
録音はソロ楽器のトランペットと管弦楽のバランスが絶妙である。やはり、ハイドンの作品の出来が優れており、演奏もタルコヴィ
の力量が生かされている。

 

 ガボール・タルコヴィ(トランペット)
バンベルク交響楽団
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)
録音時期:2009年5月4-8日

 

 

 

 

 

 

 

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